誕生死した孫の法事
こんばんは。
こちら神奈川県は雲が多く、寒い1日になりました。
今日は孫の17回忌の法要を菩提寺で済ませました。
16年ほど前の1月28日、その年のお正月明けから異常分娩のために入院していた娘の婿さんから電話があり無事に生まれたと連絡がありました。
急いで駆けつけましたが、やはり生きた孫には会えませんでした。
娘は妊娠してから近くの産院にずっと通っていて9カ月と言う臨月になっても異常がないと言われていました。
7カ月くらいから私の目には娘のお腹が少し小さいように感じて何回か聞いた事がありますが病院で異常がないと言うからには大丈夫かなと思っていました。
たまたま婿さんのご実家に帰省中に風邪を引いてしまい、病院へ行ったところで異常が見つかりました。
その日から私たち家族は、特に娘はつらくて悲しい月日を過ごしてきたのです。
赤ちゃんの病名はポッター症候群。
お腹の中で亡くなってしまう事が多く、万が一生まれても生きる事が出来ないと言う信じられない妊娠でした。
にも関わらず娘のお産は自然分娩する事が出来ました。
万が一産声をあげたら病院の全てのスタッフさんで命を救うと聞いていました。
後から聞いたのですが、産声はなかったそうですが
赤ちゃんのぬくもりはしっかりと娘が受けとめたそうです。
そして小さな心臓が自然に止まるまで娘に抱かれていたそうです。
どんなにつらかったと思いますが娘はとても気丈でした。
娘にとって初めての子どもで私たちにとっても初めての孫でした。
生きていれば高校1年生です。
16年たった今も毎月の月命日には欠かさず会いに行っています。
今日はその孫に想いを馳せて休みます。